標高差:276m

2013年06月09日(当時64歳)


日本三百名山に戻る

富山県富山市八尾町切詰
コースタイム:1時間48分(散策時間含む)
登り:45分
(白木峰まで)
下り:30分
とやま観光ナビより
  標高1,596mの白木峰は、岐阜県との県境にあり、高山植物の宝庫です。 その頂上では、間近に見える金剛堂山以外に視界をさえぎる山がなく、東に雄山・剣岳・薬師岳、そして槍・穂高などの北アルプスの代表的な山々、なだらかで美しい木曽駒ヶ岳、西は白山、が広がり、眼下には、富山平野、その中央を
蛇行している神通川、遠くに魚津港、さらには能登半島までが見渡せます。
Road Map :北陸道を小杉ICで下りて、R472、R471を南下する。21世紀の森キャンプ場から林道に入る。
Route Map:林道ゲート前駐車場から山頂を往復する。
日本三百名山』 北アルプスの全ての山を見渡せる大展望の山だった。
一人反省会
  今回の遠征には ”白木峰”の予定が無く、日にちが余ったので急遽登ることになったので、地図の準備も無く、予備知識も無い、勘違いだらけの山歩きで、結局”小白木峰”に行くことが出来なかった。 ”白木峰”で充分に大展望が得られたので、これでいいやの気持ちもあったと思う。 簡単に登れる山なので、次回は花の盛夏、又は残雪期に行きたい思いがあるが、はやり、花の季節が良さそうに思う。
時間的にはもう一山・・・
 下山を終えてまだ午前の7時前、隣りには ”金剛堂山”があり充分登れる時間なので、行ってみようかと考えたが、帰路の運転だけで6〜7時間掛かるし、明日は会社を休めないので仕事重視で帰宅することにした。(最近は仕事人間になってしまった。)

前日の移動
  前日は大門山に登頂後、くろば温泉で汗を流し、グネグネと遠回りしながら、白木峰の林道入口に
ある大長谷温泉の広い駐車場で車中泊とする。 林道のゲート前駐車場に泊まることも可能であるが、
この時期、朝の冷え込みが心配で標高の低い大長谷温泉の駐車場とした。 他には1台も車は無かった。

262白木峰 (1,596m)
06/08 06/08 06/09
医王山 大門山 白木峰
2013年度、北陸の山遠征
だだっ広い大長谷温泉の駐車場には我が車以外、1台も来ていない。
トイレは ”大長谷温泉”が営業している時間は使えるが、それ以外は
林道を入って直ぐのキャンプ場に行く必要がある。 昨夜からの
冷え込みが大きく、11℃まで気温が下がり、標高の低い所での
車中泊は正解だった。
昨日は ”白木峰”への林道入口を確認して、林道入口にある
”大長谷温泉”の広い駐車場に戻り、車中泊とする。
林道途中から見た ”金剛堂山”から伸びる山並み。
時間があれば ”金剛堂山”にも登って帰りたいが・・・
5時08分、奥の駐車場脇にある登山口から歩き始める。
      快適な林道を上り詰め、ゲート前駐車場に着く。
駐車場は林道を挟んで2ヶ所にあり。 比較的綺麗なトイレもあった。
登山口から少し登ってから駐車場を振り返り見る。
暖機不足なのか、昨日の疲れなのか、牛歩が亀歩き
になっている。 まあ、30分も登れば調子が戻る
だろうと思うが・・・
アプローチが無く、行き成り急な階段道となり、
体がまだ温まっていないので、体が付いて来ない。
13分で林道に出る。 まだ綺麗に舗装された状態だ。
林道を左に少し歩いて、再び登山道に入る。
自然道になると調子が出て来て、いつもの牛歩に戻る。
同じ景色ではあるが、高度が上がった分、
”金剛堂山”の向こうの山が見える様になって来た。
スカスカの樹林帯になってくる。
”白木峰”では標高が高くなるとブナの木が細くなってくるらしい。
林道を少し歩いて、ここで登山道に戻る。
全て林道を歩くより登山道の方が随分と近い。
お陽さんはとっくに出ているのだが、
山のおかげで日の出の様になってくれた。
まだ、階段道が出て来る。 歩幅を制限される階段道の
方が疲れる。 でも、下りは滑り難くて楽チンなのでは。
2回目の林道出合い。 林道を歩いて ”白木峰山荘”に行って
みようかと思ったが、残雪が林道を塞いでいたので、素直に
登山道を歩くことにした。
潅木が低くなり、高山帯の様な雰囲気になってきた。
登山道の勾配も緩やかになって来る。
40分で稜線に出る。 そこは古いヘリポートの一郭だった。
下から見上げていた ”白木峰山荘”は随分、下に見える様になった。
今日の天気は最高であるが、まだお陽さんの位置が低い。
背の低いチシマザサが茂るだけなので、高山帯を歩いている感じがする。
木道で整備された登山道から360°の大展望が得られた。
一帯は時期になるとニッコウキスゲが一面に咲くらしい。
山頂に向う先には ”槍ヶ岳”を中心に北アルプスの全容が見えている。
これは知らなかった(何も知らなかったのだが)ので大感激。
”白木峰”の山頂なんかどうでも良い感じになった。
まだ、6時前、ハイカーは一人も居ない。 この大展望が嬉しくて、
”白山”をバックに自分撮りをしてしまう。 円形の鳥瞰図には
多くの有名山の名前が載っていた。
   45分にて大きな標識があり、ピーク感のまったく無い
白木峰”(1,596m)に着く。 ササの背丈が低く、360°の
大展望で、なんて素晴らしい所なんだろうと思った。
東方向の展望は朝日の逆光が残念であるが ”劔岳”から始まる立山連峰が遠く見えていた。
”薬師岳”、”黒部五朗岳”から始まる ”北アルプス”が一望出来る素晴らしい展望が広がってた。
”白木峰”からアルプスまで繋がる雲海が更に雰囲気を良くしてくれている。
この時点では下に見える木道が池塘に続いていることを知らなかった。
やはり、何処からでも ”槍ヶ岳”は一目で判る。
”槍ヶ岳”をラウンドマークとして同定してみた。
幻想的な雲海は画像細工無しの状態である。
北アルプスの右手には最近登ったばかりの ”乗鞍岳”、”御嶽山”も良く見えた。
この展望を順光の午後に見たかった。
小さなピークに立つと祠と三角点があり、”白山”が更に良く見える様になった。
その先には木道が続いていたが、下り一方に見えたので、どこかへの下山道と思い、
その先には進まなかったが、帰宅してから判ったのだが、これが”小白木峰”への道だった。
次に ”小白木峰”に行かなくてはと南側の小さなピークに登って見る。
小さなピークから ”白木峰”山頂を見る。 山頂としては何てことは無いので、ガスってしまうと、
ただササ原になってしまう。 一旦、下山路に戻り、”小白木峰”への道を探すが、見付からなかったので、
再度、小さなピークに戻るが、”小白木峰”への道は尾根歩きと思い込んでいたので、再度、
この道ではないと思い、もしこの道だったら下ってまで行きたくないと思い下山することにした。
”小白木峰”はこの尾根の延長上にあると思い込み、道を探してみるが、その様な道は見付からなかった。
後で気が付いたのだが、小さなピークへの分岐に ”小白木峰”への表示があったが、
それは小さなピークへの表示かと勘違いしていた。
まだ雪深い ”白山”を眺めて、後ろ髪を引かれながら下山に入る。
下りの階段道は滑る心配が無く、楽だと感じた。
まだ、6時26分であり、普通なら登り始める時間であるが、
さっき程、登って来た道を下山する。
展望を楽しみながらの下山となる。
下山6分程で林道を横断する。 まだハイカーは登ってこない。
殆んどが階段道で自然道は少ない。
やはりブナは小木ばかりであるが、
風通しが良く気持ちの良い道である。
林道を横断した所は登山道が極端なザレ場でロープの補助を受ける。
下山19分で2回目の林道横断をする。
この林道横断の両側は少し急だった。
最後の階段道の下りに入る。
下山30分にて駐車場に戻る。
車が数台増えておりハイカーが出発準備をしていた。
今日は天気が良く最高のハイキングが出来た。
しらきみね
2024年6月25日改定